絆ラボでは、フェルデンクライスという手法を活用しています。
フェルデンクライス（Feldenkrais）は、身体的な感覚・知覚に着目し、それらの感覚を高めていくことで、自己認識と自己理解を深め、ストレスや不安の軽減、クリエイティブな活動の促進などに効果があります。
スポーツ選手やダンサーなどのパフォーマンス向上や、身体の不調や痛みの改善にも応用されています。
身体の動きを通じて、自分自身を調整していく能力を向上させ、より効率的な動きを身につけることができる革新的なメソッドです。個々の身体的な状態やニーズに応じたアプローチを取ることができ、安全な方法で身体の感覚を改善することができます。繰り返しの小さな動きや意識の向け方を変化していくことで、より効率的な身体の使い方を身につけることができます。
痛みやストレスの軽減、運動能力の向上、自己認識の深化など、様々な効果が期待できます。このメソッドは、身体的な課題を通じて運動や感覚の経験を改善することによって、脳の神経回路を再編成し、身体的な機能やパフォーマンスを改善することを目的としています。
フェルデンクライスはモーシェ・フェルデンクライス博士によって開発されました。彼は、1904年にウクライナのスラヴートチノで生まれ、パリ、ロンドン、スコットランドで学んだ後、イギリスに移住し、物理学、工学、電気工学などの分野で働きました。戦後、イスラエルに移住し、電気工学を教える傍ら、文化の多様性と人間の行動に興味を持ち始めます。彼は、自分自身の怪我から回復するために、自分の身体を研究し始め、フェルデンクライス・メソッドを開発しました。彼はニューロンの可塑性に注目し、運動や感覚刺激が脳の神経回路の変化を引き起こし、脳の機能やパフォーマンスを改善する可能性があると考えました。この理論は、最近の神経科学の研究によっても支持されています。
